月がいつも同じ面を見せるのはなぜ?
月がいつも同じ面を見せるのはなぜ?
月は地球のまわりを回っているのに、いつも同じ顔をこちらに向けています。月はまったく自転していないのでしょうか?
予想してみましょう。月は自転しているでしょうか?
もし自転していなかったら
月がまったく自転していないと想像してみてください。月の顔は宇宙のいつも同じ方向を向いたまま。すると地球のまわりを1周するあいだに、裏側も含めてあらゆる面が地球から見えることになります。
実際は自転している
月は地球のまわりを1周するあいだに、ちょうど1回自転します。かかる時間は約27日。公転と同じ速さで自転しているので、顔はいつも地球のほうを向いているのです。
やってみましょう
部屋の真ん中にいすを置き、いすのほうを向いたまま、そのまわりを1周してみましょう。1周するあいだに、部屋の四つの壁を順番に見たはずです。つまり、自分も1回転したことになります。
裏側は暗いわけではない
月の反対側は「暗黒面」と呼ばれることがありますが、正しくは裏側です。太陽は表側と同じように裏側も照らしています。月が地球と太陽のあいだに来る新月のときには、裏側全体に日が当たっているほどです。地球からは見えないだけなのです。
半分より多く見えている
月は楕円軌道を回るので、速く進むときと遅く進むときがあります。一方、自転の速さはいつも同じ。そのため、月のふちの少し向こうまでのぞけます。さらに月の自転軸は軌道に対して少し傾いているので、北側が多く見えるときも、南側が多く見えるときもあります。こうして少しずつ、表面の約59%を見ることができます。
では、なぜ?
月は地球のまわりを回るのとまったく同じ速さで自転しています。だから、いつも同じ顔をこちらに向けているのです。